アノテーション作業で特に評価の高いワーカーのイェンさんにインタビューを行いました。AIの教師データ作成を行う上で大切な、正確さや丁寧さを兼ね備え、モチベーションも高く、今後もプロジェクトに貢献いただきたいと感じるインタビュー記事です。
細かい性格がアノテーションの仕事に生きています。
-----まず簡単に自己紹介をお願いします。
イェンさん イェンです。ハノイ国家大学の4年生です。日本語の通訳と翻訳を専門にしています。日本の文化に興味があってこの専攻を選びました。特に食文化に興味があります。好きな食べ物がたい焼きとたこ焼きです。
-----Aradiaではどんなアノテーションをされましたか?
イェンさん 工事現場の画像から指定された物品を探し、矩形をつけるアノテーションをしています。
-----やってみて大変だったなと思うことはありましたか?
イェンさん 操作は簡単なのですが、長い時間パソコンを使うので、目が疲れたり、集中力を保つのが大変です。SNSの通知をオフにしたりして、長い時間の作業でも丁寧さが保てるよう意識しています。
-----このお仕事で楽しかったことはありますか?
イェンさん このプロジェクトをきっかけに人工知能に接する機会ができました。今まではAIを意識する機会はなかったのですが、少し身近な存在になりました。オンラインの仕事もはじめての経験でしたので、それも貴重な体験です。
------この仕事から学べたことはなんですか?
イェンさん 勉強と仕事のバランスを両立する時間管理の方法を身につけられたことです。勤務時間が柔軟なので、授業の間の時間をうまくつかって細かく作業しています。以前は暇な時間に友人と遊ぶことが多かったのですが、今は仕事に回せるので有効に時間を使えています。
------どのようにプロジェクトを進めましたか?
イェンさん まずプロジェクトの説明があり、そこで詳細を聞きました。その後の作業も質問があればQAからすぐにサポートがありました。QAの人は熱心で、コミュニケーションを通してモチベーションを上げてくれたりもしました。
------どんなことに気をつけてお仕事をされましたか?
イェンさん 丁寧さを保ち続けることです。元々完璧に物事をこなすことが好きで、自分のした作業が差し戻しになってしまうのが好きではありません。大学のチームワークでも、間違ったことがあれば友人にフィードバックをすることが多く、友達から厳しい性格と言われることがありますが、それが仕事に生きていると思います。
Comments